色づき・甘さ十分 ハウス栽培ブドウが出荷
2025/06/21
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松本市里山辺のJA松本ハイランド山辺ぶどう集荷所で20日、ハウス栽培の生食用ブドウ・デラウエアの出荷が始まった。初日は地元の2農家から、色づきも甘さも十分なブドウが持ち込まれた。
2キロ入り65箱と、10パック(1パック280㌘)入り33箱が出荷された。検査員が粒の大きさや糖度などを調べ、糖度検査では最高品質の「秀」規格の最低基準値18度を超える23・4度などを示した。5月の晴天で色づきがよく、ここ3日間の高温や寒暖差で糖度が上がったという。資材や肥料の高騰に加え、3月の降雪で燃料費がかさんだことから、関係者から「例年より高めの値がついてほしい」との声も聞こえた。
この日出荷した里山辺の山本大介さん(49)は「値が上がっても後悔させないおいしさ。ぜひ手にとってほしい」と願っていた。
ハウス物は7月中旬以降、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットなどが順次出荷され、8月上旬には露地物のデラウエアの出荷が始まる。