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2025年

麦秋の季節、小麦の収穫最盛期

2025/06/20
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 麦の穂が実る「麦秋」の季節を迎え、JA松本ハイランド管内で小麦の収穫が最盛期を迎えている。松本市沢村の最高気温が34・1度を記録し、真夏日となった19日も、松本市寿豊丘の農業法人・おこめカンパニー(草間弘秋社長)の畑で、大型コンバインによる刈り取り作業が行われた。

真夏日となった19日、黄金色の小麦を収穫するコンバイン


 草間社長が大型コンバインを操作し、黄金色の小麦を収穫していった。パンに適した小麦「ゆめかおり」を13ヘクタールで栽培し、17~19日の3日間で刈り取った。草間社長は「小麦の出来は例年どおり。気候が暖かくなっているので、種をまく時期を遅らせるなど工夫はしている」と話した。17日からの真夏のような暑さについては「慣れているし、コンバインに冷房もついているので大丈夫」と話し、作業に精を出していた。
 同JA管内の小麦は460ヘクタールで栽培。春先のまとまった雨で湿害が発生したことなどから、収量は当初予測より2割減の1400トンを見込んでいる。管内の小麦の収穫は来週いっぱい続く。