安曇野市の絶景スポット・長峰山展望台　塗装改修工事で６月２３日から７月１８日まで使用禁止

　安曇野市の明科中川手と明科光にまたがる市郊外の長峰山（９３３メートル）には山頂に巨大な展望台がある。雄大な北アルプスと田園風景や街並みの広がりを一望できる絶景スポットで、訪れる人が後を絶たない。市は２３日から７月１８日まで、７年ぶりに塗装改修工事をして展望台を長持ちさせる。工事期間中は利用できなくなる．
　展望台は平成２５（２０１３）年に建築された。木造で高さが約１５メートルある。車で近くまでアクセスでき、ダイナミックな景色が無料で気軽に楽しめる。
　内側の階段を上った先に広さ約９０平方メートルのスペースがあり、３６０度のパノラマが広がっている。２年ほど前には、登山を通じて出会った夫婦が友人ら約１５人を招いて結婚式をしたこともあった。四方に案内板が設置されており、山の位置と名称も確認できる。
　１８日に写真撮影で初めて展望台を訪れた松本市惣社の自営業・男性（４３）は「北アルプスもすごいが、この街並みの広がり方はなかなか見られない。（ダイナミックで）すごくいいロケーション。地元民ならではの見方も楽しめる」と、予想以上の景色と出合えたことを喜んでいた。
　改修工事では木材保護の塗料を塗って「化粧直し」をする。工事期間中は全体に足場を組んで作業する。傷みが見つかった場合は補修もする予定だ。市耕地林務課は「しばらく利用できないのでご迷惑をおかけするが、きれいになるので気持ちよく使っていただければ」としている。