御嶽ブランド白菜丸々と 主産地・木祖村で収穫始まる
2025/06/19
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木曽地域特産の御嶽ブランド白菜の収穫が、主産地の木祖村で始まっている。標高1000メートルを超える高地で育つ夏どり白菜で、甘さと歯触りの良さが特徴。18日朝、小木曽の飯米原地区の畑では朝露にぬれた白菜に「ざくっ」と包丁を入れる音が響いていた。
約6ヘクタールで栽培する奥谷渚さん(43)は、家族らとともに収穫。春先の遅霜による若干の影響はあったものの「生育は順調」と話し、この日は300箱(1箱15キロ)を出荷用に詰めた。収穫は14日に始まり、種まきや栽培作業と並行する繁忙期はお盆ごろまで続く。
「御嶽はくさい」は関西・中京圏の高級料理店向けの漬物用として人気が高い。奥谷さんは「鶏がらスープの素とツナ缶、ごま油であえると『やみつき白菜』になる」と笑顔を見せ「ギョーザの具に混ぜたり、ロール白菜にしたりするのもお勧め。食感がいい」とPRしていた。
