中央公民館に「涼みどころ」　朝日村が９月末まで開放

　朝日村は、暑い季節に地域住民が涼しい環境で過ごせる「涼みどころ」を村中央公民館に開設している。１日から９月末までの日中、冷房が効いた館内の会議室などを共有スペースとして開放し、誰でも自由に涼を取れるようにしている。近年の猛暑を受け、全国的に公共・商業施設を「クールシェアスポット」として活用する取り組みの一環だ。暑さの到来が早く、残暑も厳しくなっていることから、村では昨年度より１カ月前倒しで開設を始め、これまで７，８月の２カ月間だった開設期間を４カ月間に広げた。
　開放時間は午前８時半から午後５時まで。冷房が設置されている１階の講堂、２階の講義室、第１会議室を対象とし、当日の利用予約が入っていない部屋を開放する。机と椅子があり、飲食もできるため、休憩や食事、子供たちの居場所、勉強スペースとして利用する例があったという。
　真夏並みの暑さが続く今週は、村公式ラインや村ホームページで涼みどころの開設を紹介し、熱中症対策を呼び掛けている。村教育委員会の担当職員は「危険な暑さから身を守り、少しでも快適に過ごす居場所として気軽に使ってほしい」としている。利用は無料。事前予約不要。問い合わせは村中央公民館（電話０２６３・９９・２００４）へ。