塩尻東地区で21日開催 ほたると音楽の夕べ 開始早め開催形態変更へ
2025/06/18
後で読む

塩尻市塩尻東地区の催し「ほたると音楽の夕べ」の実行委員会は、毎年6月に開いているイベントの形態を、今年は変更する。スタッフの負担軽減として、開始時間を前倒しして早めに終了する。ホタルの観賞場所での夜間の道案内をやめ、代わりに、ホタルが舞う時期にのぼり旗を立てて周知に力を入れる。
催しは21日午後1時~4時半に塩尻東地区センターで開く。地元の小中学校の児童生徒、和太鼓や合唱などの団体が演奏を発表する。飲食物の販売コーナーや、図書館分館での工作体験もある。
例年は午後3時から開催し、7時半以降を、ホタルが生息する近くの田川周辺で観賞する時間としていた。終了が夜遅く、スタッフの拘束時間が長いことが課題だった。
のぼり旗は14~27日に設置する。事前に川周辺で草を取り、ロープを張って散策路を設けた。昼下がりの開催になるため、「ほたると音楽の夕べ」の名称が合うかどうか検討した。今年で開催17回目で、地域住民に親しまれているとして変更しないことにした。小林稔実行委員長(69)=同地区区長会長、金井=は、今後もより円滑な運営を検討するという。「市民の皆さんにホタルを気軽に見に来てほしい」と願い、自然豊かな環境を次世代に継ぎたいとしている。