大容量タンク車2台を導入 松本広域消防局 渚署と豊科署に配備 補水体制を強化
2025/06/17
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松本広域消防局は、水利が不足する高速道路上や山間部での補水体制の向上を図るため、新たに2台の水槽付き消防ポンプ車(タンク車)を導入した。積載水量が3000リットルで、従来の2倍となる水槽容量だ。渚署(松本市渚1)と豊科署(安曇野市豊科)に配備された。
同局庁舎(松本市渚1)で16日に引き渡し式があり、小島康幸局長が、渚署の上原康二署長と豊科署の両角圭介署長に車の鍵を渡した。両角署長は「車両の高性能さを発揮できるようにしたい」と話した。両署の署員向けに、車両の設備や操作方法の説明もあった。
新車両の運用は20日に始まる。費用は2台で約1億3000万円。積載水量3000リットルのタンク車は、塩尻署(塩尻市)にも昨年1台導入されており、同局は、狭あい地域に適した積載水量1500リットルのタンク車と連携した、より幅広い消火活動に取り組めるとしている。
