医療情報アプリで一元化 受診歴や予約 確認可能に 松本・相澤病院がサービス開始
2025/06/17
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松本市本庄2の相澤病院は、診療や検査、服薬などの医療情報をデジタルで一元管理できる仕組み「PHR(パーソナルヘルスレコード)」のサービスを始めた。スマートフォンに専用アプリ(NOBORI、のぼり)を入れておけば、旅先で体調が悪くなった時や救急搬送時、災害時にも病歴や画像をすぐに確認できる。
過去5年分の受診、服薬の履歴や検査結果といった医療情報、人間ドック、健康診断の判定結果の確認とダウンロード(同病院と相澤東病院、相澤健康センターのデータのみ)、通院履歴や診察・検査の予約情報の確認ができる。通院予定のプッシュ通知機能もあり、9月ころに医療費後払いサービスの利用も始まる予定だ。事前に手続きすれば家族やかかりつけ医と医療情報を共有することもできる。
相澤病院の西村直樹DX推進室長(44)は「健康センターは先行して昨年10月から始めており現在のユーザーは3000人余り。シニアのスマホ保有率は上がっており、サービスを快適な日常に役立ててほしい」とする。
利用無料。アプリのインストール後にユーザー、医療機関登録をし、来院して本人確認する必要がある。問い合わせは相澤病院(電話0263・33・8600)へ。