劇団☆新感線、松本で初日 9月19日から「爆烈忠臣蔵」公演
2025/06/17
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まつもと市民芸術館(松本市深志3)で9月19~23日に上演する劇団☆新感線いのうえ歌舞伎「爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK」をPRするため、劇団主宰・いのうえひでのりさんと俳優の古田新太さんが16日に同館を訪れた。松本での劇団公演は3回目。大阪、東京と年末まで続く秋冬公演の幕開けの地となり、2人が見どころや意気込みを語った。

江戸時代を舞台に娯楽を禁止する幕府の弾圧に対抗し、歌舞伎の名作「忠臣蔵」を上演しようとはぐれ者や表方が集結して芝居作りに情熱を傾ける物語を描く。座付き作家・中島かずきさんが書き下ろし、いのうえさんが演出する。闇歌舞伎の胴元を演じる古田さんをはじめ橋本じゅんさん、高田聖子さんら劇団員が勢ぞろいするほか、小池栄子さん、向井理さんらが出演する。
エンターテインメント性の高い「チャンピオンまつり」の冠を10年ぶりに掲げ、歌舞伎の名シーンやセルフオマージュの要素を含む数々の劇中劇、場面数の多いショーアップされた舞台などが見どころとなる。過去にも松本で全体の初日を迎え、いのうえさんは「この環境でリラックスでき、お客さんの素直な反応に力をもらった。またここで初日を迎えることが楽しみ」。古田さんは「松本はこぢんまりと栄えていて印象がいい。なるべく愉快な作品にしたいので、気楽に楽しんで」と話していた。
チケットの一般発売は7月26日で、先行販売の抽選予約も受け付け中。S席1万5000円、A席1万2000円。問い合わせはサンライズプロモーション北陸(電話025・246・3939)へ。