県高校総体・相撲 木曽青峰の吉本が2年連続全国へ
2025/06/16
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県高校総合体育大会は15日、相撲を塩尻市立体育館併設相撲場で行った。個人無差別級を吉本斗羽(木曽青峰3年)が制し、2位だった昨年に続き2年連続の全国総体(インターハイ)出場を決めた。団体は木曽青峰が更級農業を5―0で退け、3年連続で全国切符を手にした。

吉本は、予選リーグから決勝トーナメントまでの計5戦を危うげなく全勝。「相手に応じた柔軟な相撲が取れた」と笑顔を見せた。
昨夏のインターハイは予選を通過するも、決勝トーナメントで初戦敗退。技術以上に重量の差を感じ、この1年、食事と筋力トレーニングで体重を10キロ以上増やした。すると、頭で当たりに行く勢い重視の相撲だけでなく、しっかり構えて相手に応じて攻め手を選ぶ相撲が定着した。県総体決勝も、踏み込んでくる相手の動きを冷静に読んで引き落としに持ち込んだ。
高校最後のインターハイでは、主将として団体でも上位を目指す。「将来は地元で次の世代に相撲をつないでいく人材になりたい。そのためにも、一つ一つをしっかり勝ちきる」と力を込める。