外国人客に信州の風景ポストカード アルピコタクシーが作成し進呈始める
2025/06/15
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県内でタクシー事業を展開するアルピコタクシー(松本市南松本1)は、松本市安曇の上高地や乗鞍高原など信州の自然風景の写真が入ったポストカードを作成した。同社松本支社管内で、予約などして同社のタクシーを利用する外国人観光客に今月1日から進呈している。日本や信州の思い出にしてもらいたいとの取り組みで、外国人観光客と接する運転手にも好評を得ている。
同社のタクシー運転手らが撮影した風景写真約1000点の中から厳選した6点を選び、ポストカード600枚を作成した。英会話などができる「インバウンドおもてなしタクシー」の運転手が持ち、利用者に1人1枚、プレゼントしている。外国人旅行客と接している運転手の山下英幸さん(64)は「乗車時に渡すとすごく喜んでくれ、車内も盛り上がる」と効果を口にする。
ポストカードプレゼントは、同社松本支社の運行管理センターに勤務する牟禮美華子さんのアイデアで「外国のお客さまに日本や信州の良さを知ってもらい、帰国後、故郷でPRしてもらえれば」とする。ポストカードにはタクシーのサービスに関するアンケートに協力できるQRコードが入っており、牟禮さんは「お客さまから『すごく良い時間を過ごさせてもらった』などの声を頂いた」といい「風景写真をさらに募り、第2弾も作成できれば」と話していた。
