手作り廃油せっけん 好評 南木曽商工会 注文増に対応 女性部奮闘
2025/06/14
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南木曽町の南木曽商工会女性部(太田美咲部長)は10日、商工会館で廃油せっけんを作った。例年は秋ごろに作業をするが、売れ行きが好調で在庫が少なくなってきたためこの時期に取り組んだ。
廃油と苛性ソーダ、水を混ぜ、牛乳パック400個に注ぎ込んだ。20年以上続く恒例の活動で、部員は協力して手際よく進めた。
3カ月ほどかけ乾燥・固形化したら、成形する。成形時に削ったものは粉せっけんとし、「きそがわキレイ」の製品名で商工会館や町内の商店などに置く。
せっけんは洗濯や食器洗い用で、最近は町外からの注文も増えているという。町の妻籠宿にある観光案内所で扱う分は、外国人旅行者に好評で、包装に英語表記を加えた。太田部長は「汚れがよく落ちると反響をもらう。部の大切な取り組みで、しっかり活動し部の盛り上げも図っていきたい」と話していた。
せっけんは固形が150円、粉が70円。
