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2025年

アイガモロボ 水田の雑草抑制に活用 堀金小5年生 プログラミングも体験

2025/06/12
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 安曇野市の堀金小学校5年生60人は11日、授業で取り組むコシヒカリの無農薬栽培で、雑草の成長を抑える「アイガモロボット」を活用した新しい技術を学んだ。開発者らにプログラミングを教わり、実際に田んぼで動かして楽しんだ。
 操縦をしなくてもロボットが決められたルートを走るよう、児童は前や左右に動くプログラムを打ち込んだ。今月上旬に苗を手植えした20アールの田んぼが学校隣にあり、小型ロボットを実際に浮かべるとアイガモのようにスイスイと動き出し児童は「動いた!」と喜んだ。板花瑛叶君(10)は「思い通りに動いてくれてうれしい」と笑顔を見せた。
 アイガモロボは田んぼを走り回って泥を巻き上げ、雑草の光合成を妨げて育成を抑える。環境負荷が少ないなどスマート農業の一つとして注目されている。ロボットを活用して有機栽培をする地元の「あづみのうか浅川」の淺川拓郎代表(43)が児童の米作りを手伝っており「昔ながらの技術と新しい技術両方を知ってもらい、農業の楽しさを感じてほしい」と期待していた。

「動いたよ!」と喜ぶ児童とスイスイ動くロボット