ラフティングで世界へ 塩尻広丘出身 新潟大3年・鵜飼さん 日本代表に
2025/06/11
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塩尻市広丘野村出身で新潟大学工学部3年生・鵜飼元樹さん(21)=新潟市=が、30日からスロベニアで開かれるWRFラフティング世界選手権大会のU(アンダー)23男子部門に、日本代表として出場する。4人制を基本に河川を下りタイムを競う競技で、初めて臨む世界大会へ意気込んでいる。
同大探検部のラフティングチーム「しんりょく」に所属し、3月下旬に徳島県の吉野川レース大会で、スプリント(短距離)、ダウンリバー(長距離)、スラローム、RX(1対1)の4種目で各1位となり、総合1位で世界への切符を初めてつかんだ。世界選手権ではダウンリバー、スラローム、RXの3種目で競う。新潟大からは他1チームが出場する。
6日に市役所の百瀬敬市長を表敬訪問した。百瀬市長は「視野が広がると思う。頑張って」と激励した。
小学3年から高校まで野球一筋で、松本県ケ丘高校(松本市)の野球部では主将を務めた。大学でラフティングを知り、チームスポーツと自然にひかれて取り組み始め、熱中した。前でパドルをこぎ推進力となる右側の「バウマン」を担い、大学近くの信濃川下流で毎朝練習する。鵜飼さんは「4人がそれぞれ違う役割を担当し力を合わせるのが面白い。世界の人に負けないよう表彰台を目指したい」と語った。