安曇野産の食材で新商品　セブン―イレブン１７日発売　長野・山梨全６５９店で

　コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンと安曇野市は１０日、市役所で共同記者会見し、安曇野産を中心に県内の食材を使った新商品の４品を発表した。生産者を応援するフェア「長野山梨うまいもの大集合」の一環。１７日から３０日まで長野・山梨２県の全６５９店で販売を予定している。
　安曇野産の本わさびの葉や茎を使ったおにぎり「ＷＡＳＡＢＩめし」、安曇野産新タマネギの「大葉とツナで食べる安曇野産新玉ねぎサラダ」、信州産のそば粉と長芋の「信州産長芋のつけとろろ蕎麦」、信州産の生乳を１００％使用したシュークリーム「信州産クリームチーズのちーずもこ」の４品。
　同社商品本部地区ＭＤ統括部甲信越・北陸地区シニアマーチャンダイザーの山村賢史さんは「どの商品も何度も試作を重ねて仕上げた。４品それぞれ信州の素材の良さを引き出した」と語った。
　市にとっては特産のワサビについて、葉や茎もおいしく利用できることをＰＲしたいとの思いがあり、商品開発に生かされた。試食した太田寛市長は「ワサビのおにぎりは食欲をそそる。サラダはタマネギが爽やかで、ドレッシングも合っている」と味や食感に太鼓判を押していた。
　同社オペレーション本部長野山梨ゾーンマネジャーの後藤邦之さんは「地域の課題解決に結びつくような商品開発をしている。ワサビやタマネギという良質な食材を使って良い商品ができたと思っている」と述べた。
　税抜き価格はＷＡＳＡＢＩめし１５８円、新玉ねぎサラダ２３８円、つけとろろ蕎麦４８０円、ちーずもこ２３０円となる。