木曽の歌声 一丸で披露へ 22日合唱祭 合同発表 60人参加
2025/06/11
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木曽の合唱グループが一堂に会する「木曽合唱祭」で本年度、個人や団体の希望者が一緒に歌う合同発表「みんなの合唱団」が行われる。メンバーの減少や活動休止となるグループが見られる中、地域や団体などの垣根を越え、一丸となって歌声を届ける。22日の本番に向け、参加者が練習を重ねている。
合唱祭を主催する木曽郡コーラスの会が「合唱を愛する人なら誰でも」と参加を呼びかけ、約60人が集まった。コール・マルベリー(大桑村)の指揮者・平田治さん=松本市=に指導を受け、4月から月に1回練習してきた。
6月1日は合唱祭の会場となる木曽町日義の木曽文化公園文化ホールで表現を磨き、大人数ならではの迫力あるハーモニーを確認した。本番では「大地讃頌」「旅立ちの日に」など4曲を披露する予定だ。
昨年度の合唱祭で、マルベリーと風雅(木曽町)が合同発表したことをきっかけに、枠組みをさらに広げた。コーラスの会は塩尻市楢川地区から南木曽町まで12団体で構成していたが、新型コロナウイルスの影響で休止するなどし、現在は9団体になっている。
同会事務局を務める、トッカータ(木曽町)団長・田中正昭さん(77)は「普段はこれほどの人数で歌う機会はなく、楽しい。大人数の合唱のすばらしさ、喜びを伝える発表にできたら」と話す。
合唱祭は22日午後1~4時に開く。団員(参加者)は随時募っており、問い合わせは田中さん(電話090・9669・3126)へ。
