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2025年

大王が安曇野市の小中学校にサッカーボール寄贈 ベルギーのプロクラブ・シント=トロイデンVVと 元日本代表・岡崎慎司さんも来訪

2025/06/10
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 安曇野市穂高の大王わさび農場を経営する大王(深澤大輔社長)は9日、スポンサーを務めるベルギーサッカー1部リーグのチーム・シント=トロイデンVV(立石敬之CEO)と、安曇野市内の小中学校全17校にサッカーボール110個を贈った。深澤社長、立石CEOと、同チームアンバサダーで元サッカー日本代表の岡崎慎司さん(39)=ドイツ=が市内を訪れ、子供たちに「夢を持ち、世界的な視野を持ってほしい」と願った。

 穂高東中学校で寄贈式があり、同校の全校生徒432人が出席した。大王が一昨年に同チームのホームスタジアムのネーミングライツ(命名権)を取得し「大王わさびスタイエンスタジアム」となったことや、大王が世界にワサビと日本食の素晴らしさを伝えることを目指し、チームも世界に羽ばたく選手の育成を目標にしていることが映像で紹介された。深澤社長は「小中学生の皆さんにもスポーツや勉強など、得意なことや興味がある分野で世界に通じる大人になってほしい」と呼び掛けた。
 岡崎さんは昨年現役を引退し、現在はアンバサダーのほか、ドイツリーグ6部所属のクラブチームを立ち上げ、監督を務めていると語った。自身の経験から、挑戦することや夢を持ち続けることの大切さを伝え「失敗を恐れずに挑戦して。夢を持ち続けることが生きるエネルギーになる」と力を込めた。
 同校サッカー部3年生10人が岡崎さんとリフティングも行い、部長の上田健生さん(14)は「岡崎さんの言葉を大切にミスを恐れずに挑戦できるチームになりたい」と話していた。

寄贈式で中学生と笑顔を見せる岡崎さん(前列左から4人目)、立石CEO(同5人目)、深澤社長(同6人目)