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2025年

麻績村、別荘地の施設活用へ リフォームや滞在体験を計画

2025/06/10
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 麻績村が今夏、聖高原の別荘地内で村が所有する施設の改修を計画している。聖高原観光案内センターなど村施設が集中する聖湖畔からほど近く、イベント開催なども容易だ。村は同施設を、中古別荘のリノベーションを実践的に学ぶ研修施設や、別荘暮らしを体感する宿泊体験施設として有効活用し、聖高原の魅力向上に役立てる考えだ。

 村観光課によると、施設は木造2階建て約130平方メートルで、平成元(1989)年ころに県外企業が社員の保養施設として建て、24年に村が取得した。近年は村協力隊員が住居としても借りていた。水回りやベランダが老朽化し、専門業者による改修が必要となっている。
 計画では、本年度中に地元の建築・内装業者を講師にしっくい塗りなどの内装リフォームをワークショップ(WS)イベント化し、参加者を募って施設内外を改修する。来年度に別荘暮らし体験施設としてプレオープンさせる。
 一連の事業が県の本年度「地域発元気づくり支援金」に採択されたのを受け、村が一般会計補正予算に総事業費257万円を計上した。早ければ7月中にも改修やWSを始める方針だ。村観光課内にはすでに、別荘の内装リフォームWSを個人的に開催する村地域おこし協力隊員もおり、連携しながら実施していく考えで「別荘地には中古別荘も多くある。施設とWSが別荘地の利用促進にもつながれば」と期待する。

麻績村が改修を計画している聖高原別荘地内の村施設