新しい橋で児童お絵描き 国道158号奈川渡改良を地元小学校が見学
2025/06/07
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国土交通省長野国道事務所は6日、松本市の奈川、安曇の両地区境の2.2キロ区間で進めている国道158号奈川渡改良事業の現場見学会を開いた。安曇、大野川、奈川の3小学校の児童71人が、本体工事が終わっている大白川大橋の床版にクレヨンで絵を描いた。今後、床版の上にアスファルト舗装され、児童たちの絵は見えなくなるが、その下には残り続ける。
児童たちはそれぞれ1メートル四方のスペースに家族や地球、虹、恐竜、小学校の校舎など好きな絵を描き上げた。記念に日付や名前なども添えていた。かわいらしい動物の絵を完成させた安曇小5年生の白川りささん(11)は「将来、ここを通った時に絵を描いたと思い出せるので楽しみ」と満足そうに話していた。
建設業者や松本市、沿線住民の会と協力して開き、高所作業車や建設機械への搭乗体験もあった。児童たちが乗った高所作業車の作業床は10メートルほどの高さまで上がった。大野川小4年生の斉藤英介君(9)は「下にいるみんなが小さく見え、すごい高いと思った。全然怖くなく楽しかった」と喜んでいた。
奈川渡改良工事は平成26(2014)年度に始まった。現在は新入山トンネルの掘削準備が進んでいるが、通行開始時期は決まっていない。
