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2025年

安曇野市穂高の3小学校 スーパーワクワクタイムを合同で開始 地域・企業と連携し児童対象の体験活動を実施

2025/06/07
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 安曇野市穂高地区の3小学校(穂高西、穂高北、穂高南)が本年度、地域社会の活力や民間ノウハウを取り入れた体験的な活動「スーパーワクワクタイム」を合同でスタートさせた。放課後や週末に外部講師を招いたプログラムを実施し、子どもたちの社会性や地域への愛着心を養う。
 3校合わせて3~6年生の希望児童約180人が登録し、取り組みが始まった。
 穂高西小で3日、第1回の活動があり、児童約50人が工具を使ってパソコンの解体を体験した。各地に設置される資源ごみ回収用の「もったいないBOX」で子どもたちにも知られるリサイクル業・エコネコル松本支社(松本市島立)の従業員が指導し、資源の有効活用への理解も促した。
 6年生の宮尾隆愛君は「学校では限られた人たちとのやりとりしかないので、企業の方との交流や家でもできない体験が楽しかった」と話していた。
 「地域連携児童支援担当」として3校を兼務し、地域との調整を図る伊藤俊一教諭(52)=穂高西小=が、通年プログラムを組み立てた。前任の三郷小で実施実績がある。
 来月は一次救命処置の普及に取り組む一般社団法人アリス(飯田市)を招き救護や蘇生、応急措置を学ぶなど、おおむね月1回の活動日を各校に設け、保護者参加も可能な3校合同企画を月末の土曜日に催す。
 伊藤教諭は「多彩な交流を通じ、地域の担い手としての意識も持てるような成長につなげたい」と期待している。

パソコンの解体を体験する児童たち(穂高西小)