0000日(木)
2025年

安曇野ハーフマラソン 初夏の安曇野 笑顔で快走 市制20年記念大会に6025人

2025/06/02
後で読む

 第11回信州安曇野ハーフマラソン(実行委員会主催)が1日、安曇野市の豊科南部総合公園を発着するコースで開かれた。市制施行20周年の記念大会で、ハーフマラソン(21.0975キロ)に5325人、ファミリーラン(2キロ)に322組700人が参加し、新緑輝く初夏の安曇野を駆け抜けた。
 スタート地点では、ともに市スポーツ大使の女子マラソン五輪メダリスト・有森裕子さんと男子柔道五輪メダリスト・篠原信一さんらがエールを送って盛り上げた。
 ランナーは号砲とともに勢いよく飛び出し、沿道の市民からの応援を受けながら田園地帯や拾ケ堰沿いを軽やかに走った。
 ハーフマラソンは、男子が同市豊科南穂高の会社員・細川翔太郎さん(29)、女子は浜松市の室伏ほのかさん(31)がともに初出場で優勝。細川さんは「地元の皆さんの応援に励まされ、気力を振り絞れた」と感謝した。
 ファミリーランは、昨年2位だった長野市の北原拓さん(41)と颯真君(12)親子が1位に輝き、颯真君は「坂道が大変だったけれど景色がきれいで頑張れた」と笑顔を見せた。
 大会には北海道から沖縄県まで全国各地から幅広い世代のランナーが集い、最高齢は男女ともに80代だった。入賞者には地元のあづみ野ガラス工房で制作され、リボンに天蚕糸を使ったメダルが贈られた。

号砲が鳴り、一斉にスタートするランナー