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2025年

木やり歌 練習の成果響く 上松小児童 御神木祭に向け披露

2025/05/29
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 伊勢神宮(三重県伊勢市)の社殿を20年に1度造り替える式年遷宮(令和15年)に向けて上松町で開かれる奉祝行事・御神木祭の本番が来週に迫る中、祭りで木やり歌を歌う予定の上松小学校2、5、6年生約60人は28日、町公民館で住民に歌を披露した。2、6年生は昨年度から練習を重ねており、一足早く地域に歌声をお披露目し、当日に向け一緒に期待を高めた。
 木やり歌はかつて木材の運搬時などに歌われた。祭りの中で児童たちは、6月5日の芸能祭で最初に出演し歌う予定だ。祭りを仕切る木曽奉賛会や、地元の祭典執行団体・上若連の関係者らから教わり練習してきた。
 28日は町社会福祉協議会が開く憩いの場「にじいろカフェ」の一環で披露し、声を合わせて「よーい よーい」と力強く歌声を響かせた。参加した竹原千秋さん(74)は「子供たちの元気な声がいい。町内もせわしなくいよいよ本番が迫った空気」と話した。
 6年生の田島健斗君(11)は「練習の成果でしっかり歌えた。本番は緊張するけれど、大きな声で元気よく歌いたい」と意気込んでいた。

住民に元気よく木やり歌を披露する児童たち