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2025年

筑摩小のPTA作業を皆で楽しく 行事と一体化で児童も参加

2025/05/25
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 松本市筑摩小学校PTAは24日、「子どもと親と先生が一緒に過ごす日」と銘打ち、同校でPTA作業とイベントを行った。昨年度取り組んだ組織改革により強制や負担感のない運営を掲げ、年2回のPTA作業は「やらされ仕事にならないよう」楽しいイベントと一体化して児童も一緒に参加している。

フルーツあめ作りを楽しむ子供たち


 前半は、3年生以上の児童120人を含む約260人が1週間後の運動会に向けて校庭の草取りや清掃に取り組み、後半は子供たちがスポーツや工作などの体験を楽しんだ。
 フルーツあめ作りでは、ブドウやイチゴなどを竹串に刺し、溶かしたあめにくぐらせた。6年生の瀨里実咲さん(11)は「自分で作れてわくわくする。楽しみがあるから作業も頑張れた」と喜んでいた。
 同校では一昨年からPTAの仕組みなどを可視化し、組織や事業の縮小・簡素化を盛り込んだプランの承認を得て6年度に新体制を試行した。加入時に丁寧な説明と意思確認を行い、従来の役員制度を撤廃して挙手制の「本会サポーター」が運営するなど負担感を軽減。本格的に移行した本年度も加入率98%と高水準を維持している。
 改革を推進したサポートリーダーの濱本初美さん(47)は「保護者が連携し、学校や地域とつながるPTAは必要。あってよかったと思える活動をしていきたい」と話していた。