乗鞍春山バス 31日から大雪渓・肩の小屋口まで延伸
2025/05/30
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松本市安曇の乗鞍高原と乗鞍岳を結ぶ、乗鞍観光センター発着の「春山バス」の運行区間が31日、これまでの位ケ原山荘(標高2350メートル)までから、大雪渓・肩の小屋口(標高2620メートル)まで延伸される。車窓からは、初夏ながら10メートルを超える雪の壁がそそり立つ迫力たっぷりの景色を楽しめる。
29日に試運転が行われ、運行主体の市やアルピコ交通、のりくら観光協会、国、県、市の職員らが除雪や道路の状況を確認した。雪の壁の間から望む北アルプス・穂高連峰や、雪景色と乗鞍高原の新緑の共演など、春山バスならではの美しい景色が見られた。のりくら観光協会の奥灘康平事務局長は「乗鞍の魅力は標高差。春山スキーや登山と併せて高原の新緑も楽しんで」と話す。
春山バスの運行期間は4月27日~6月30日。1日3便で、往復の運賃は4600円(1歳未満無料、小学生以下は2300円)となる。今季は完全予約制で運行している。
