麦秋の季節 大麦の収穫始まる

麦を刈り入れる「麦秋」の季節を迎え、JA松本ハイランド管内で大麦の収穫が始まっている。松本市笹賀の農業法人・神村(神村静枝社長)の畑では4日、さわやかな青空の下、大型のコンバインが黄金色の麦を次々と刈り取っていった。
同JAによると、今年の大麦は3~4月が高温となり適度な雨量もあったため、大きく育って実り、収穫時期は例年よりも1週間ほど早い。管内の大麦の作付面積は260㌶で収量見込みは約950㌧。うち食物繊維が豊富で健康食品として人気のもち性大麦品種「ホワイトファイバー」が200㌶(収量見込み750㌧)を占める。
神村の根石可南子さん(43)は「生育がよく、丈や穂先が長い分倒伏は多かった。雨が降る前に、よい品質のものを収穫できるように頑張りたい」と話していた。大麦の収穫は2週間ほど続き、20日ころからパンや麺類に使う小麦の収穫も始まる。