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厄除け篝火 高く強く 松本・筑摩神社

一年の無病息災を願う篝火

 松本市の筑摩神社で14日、厄除け篝火神事が行われた。多くの人が訪れて一年の無病息災を願った。

 火にあたると、火が災厄を焼き尽くし、病気や災害を免れるとされる。午後5時半、やぐらに点火されると、すぐに大きな炎が上がり、暗くなった境内や訪れた人たちの姿を浮かび上がらせた。
 縁起物のからし揚げを買い求めたり、かす汁を味わったりする人たちもいた。近くに住む80代の女性は「健康で、災害のない年になればいい」と願った。筑摩神社の氏子総代会長・横内和弘さん(70)は「(参拝者に)一年を元気に過ごしてもらえれば」と話していた。