プロのクリエイターとタッグ 中学生が地域情報紙作りに奮闘

安曇野市の中学生がプロのクリエイターと一緒に地域情報紙「AZUMO」を作る「こどもローカルマガジン(コロマガ)プロジェクト安曇野」が今年も始動し、子供たちが取材を進めている。今年のテーマは「ローカルフード」で、9日は中学生4人が穂高の農業活性化施設「こねこねハウス」を取材してそば打ちを体験した。
三郷中3年の小穴彩萌さん、同2年の田中志歩さんと塩原瑠夏さん、穂高東中1年の平林琴和さんが取材に取り組んだ。カメラマンの平林さんは、プロカメラマンの河谷俊輔さんに教わりながら3人がそばを打つ姿をさまざまな角度で撮影した。自分で打ったそばを食べた後は、スタッフにインタビューもした。
ライターの小穴さんは「家でそば打ちを見たことがあったけれど、知らないことがたくさんあった。そういうポイントを文章で伝えたい」と意気込んでいた。
「コロマガプロジェクト安曇野」は昨年度に創刊号を発行した。今年は中学生10人が参加し、そば以外におやきやみそパン、ご当地グルメの「安曇野林檎ナポリタン」などを取材して20ページの冊子にまとめる。完成は来年3月で、編集長の楢畑彩香さんは「中学生とプロのクリエイター、互いの良さを生かしていきたい」と話している。
プロジェクトでは協賛者を募集している。問い合わせはメールで(colomaga.azumino@gmail.com)へ。