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信大病院病棟 個室を増設 老朽化とニーズ変化に対応して改修

患者ニーズが高く、増設していく個室

 信州大学医学部付属病院(松本市旭3)で、東西病棟などの改修工事が行われている。入院患者の受け入れを止めず、フロアごとに段階的に進めており、水回りを中心とする設備の更新や、個室増設などの療養環境向上を図る。4日は最初に完成した東病棟8階の報道関係者向け内覧会が開かれた。

 東病棟は平成6(1994)年、西病棟は9年建設。いずれも20年以上が経過し、設備の老朽化や患者ニーズの変化を踏まえ、令和3年9月~7年3月の予定で改修している。薬剤部などが入る外来棟地下の改修を含む総事業費は約120億円。
 希望が多い個室は総病床数の19%から24%に増やし、より広くシャワーなどを備える特別室は12室を新設する。大部屋は病床数を減らして1人当たりの空間を広げ、病棟中央に集約されていたトイレは分散させて利便性を高める。総病床数717は改修後も維持する計画だが、工事中は一時的に100床ほど減少する時期がある。
 公開された東病棟8階は、9日から主に眼科や脳神経外科の入院患者が利用する。全体的にダークグレーなどの落ち着いた内装となり、医師や看護師が詰めるスタッフステーションも快適性を高めた。花岡正幸副病院長は「療養環境は格段に上がっている。職員が働きやすいことも、患者さんの療養には重要」と話している。

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