政治・経済

期日前投票やや増加 松本市 投票率県内最低返上なるか

市役所東庁舎に開設された期日前投票所で投票する有権者

 10日投開票の参議院議員選挙で、松本市の期日前投票者数が令和元年7月の前回選より若干増えている。3日までの期日前投票者数は1万4334人で、前回比で2272人多い。選挙人名簿登録者に占める割合は7・26%で前回比1・21ポイント上回った。松本市の参院選投票率は県内19市の中で前回、前々回(平成28年7月)とも最低で、県の投票率平均から5~10ポイント低い。市選挙管理委員会は期日前投票を積極的に呼び掛けることで投票率向上を目指す考えだ。

 集計は今回が6月23日~7月3日の11日間、前回が令和元年7月5~14日の10日間のため単純比較はできないが、市選管の担当者は「期日前投票が定着したのは確実」とみる。ただ、日数が同じ条件の前々回と比べると781人減り、選挙人名簿登録者数に占める割合は0・33ポイントとわずかに減った。
 臥雲義尚市長は6月28日の定例記者会見で松本市の投票率が低い要因を「全国的に地方に比べて都市部は投票率が低い傾向にあり、松本市は都市化が進んだことが背景にある」と分析。前回選で期日前投票が3割を超えたことに注目し、積極的な活用を促すことで投票率の向上を目指すとした。
 市選管は期日前投票所を市内11カ所に設け、このうち市寿公民館は新規で7日に開設する。昨秋の衆院選に引き続き、奈川、四賀、安曇地区に移動期日前投票所を開設した(7月1~5日)。新たな試みで、投票所入場券に期日前投票宣誓書を全員分印刷し、事前に記入すると受け付けがスムーズになるよう改善した。
 市選管の百瀬誠事務局長は「期日前投票が最終的な投票率の向上に結び付くか現時点では不透明だが、どこでも投票ができるメリットを周知することで利用を促したい」と話している。

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