教育・子育て

生坂中学校3年生が郷土の偉人のPR方法探る

加藤正治が留学先から生坂に送ったはがきを見学する中学生

 生坂村の生坂中学校3年生がこのほど、村図書館で25日まで開催中の村出身の法学者・加藤正治(1871~1952)の企画展を見学し、村の偉人を村内外に広める方法や、村内にある加藤の生家・旧平林家住宅(一星亭)の保存・活用について考えた。村の課題に目を向ける総合学習の一環で、生徒たちの視点でさまざまな意見を出し合った。

 展示の見どころの一つが、加藤が法律の勉強のために留学した欧州から生坂の実家に宛てた直筆のはがき。村教育委員会担当者は「筆まめで、生坂を離れた後も故郷に思いを寄せていたことが分かる」と紹介した。
 見学後は、村教委と生徒が意見交換。一星亭は中学の隣にあり、令和元年に国の有形文化財に登録された。村が活用策を検討しているものの、建物の老朽化や知名度不足など活用には課題も多く、村教委は「うまく生かしたいが、改修するにしてもお金がかかり頭を悩ませている」と現状を伝えた。生徒からは「インターネットで寄付を募る」「中学生が関わることで(存在や価値を)発信する」「生家で企画展をやる」などの意見が出た。市川莉子さん(15)は「一星亭をメインにしたイベントをして、人に来てもらうといいと思う」と話した。
 3年生は今後、村議会議員との懇談も計画し、学習の集大成として村の課題に対する提案を行う予定だ。

連載・特集

もっと見る