政治・経済

安曇野市会のICT活用道半ば 端末導入検討も習熟度に個人差

 安曇野市議会は、議会活動に情報通信技術(ICT)を活用するため、議員7人による「ICT研究会」を立ち上げてタブレット端末の導入に向けた検討を進めている。まずはタブレット端末で各種資料を見られるようにすることで印刷物を減らし、ペーパーレス化を推進する方針だ。一方、現状でICT機器をどれだけ使いこなせるかは議員間で差が大きく、取り組みは道半ばだ。

 ICT研究会は、議員それぞれが購入したタブレット端末を使うのではなく、貸与する端末を用いる方針で検討している。定例会や委員会だけでなく災害時もタブレット端末を活用できるよう、市役所の庁舎内外で使用できるようにする方向性も見えてきた。
 市議会は令和2年12月にICT研究会を設置し、昨年8月にタブレット端末の導入などを盛り込んだICTの推進計画を定めた。昨年10月の改選後、新たな委員でICT研究会を立ち上げ、具体的な議論に入った。
 市議会は3月に議会報告会をオンラインで実施するなど、ICT活用を進めてきた。7月23日に予定する議会報告会は、自宅などからインターネットのビデオ会議システム・Zoom(ズーム)を使って参加できる方法も取り入れる。
 ただ、すでに松本市議会はタブレット端末を導入しており、塩尻市議会は本年度に導入予定で、安曇野市議会が後れを取っているのは否めない。平林明議長は市民タイムスの取材に対し「時代に取り残されないようにしたい」と述べた上で、ゆくゆくは県議会のように委員会審議のオンライン出席についても「議論が必要になる」との認識を示した。

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