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中信美術展が原点の初夏に開催 松本市美術館で7月2日から

大作が次々運び込まれる洋画部門の搬入会場

 松本、木曽、大北地域を代表する美術公募展「第74回中信美術展」(中信美術会主催)が7月2日、松本市美術館で開幕する。新型コロナウイルス禍による中止や、同館休館に伴う見送りを経て開催は3年ぶり。かつて恒例だった初夏に催されるのは8年ぶりとなる。25日は作品搬入があり、創作意欲が結実した293点が市美術館に持ち込まれた。

 日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門の出品者が列をつくり、展示室に次々と力作を運び入れた。出品者枠は一般、会員のほか15歳~20歳未満のジュニアがあり、世代、作風共に幅広い。初めて出品したエクセラン高校1年・小俣蓮君(15)は「さまざまな作品がそろう素晴らしい機会。緊張するけれどうれしい」と話していた。
 一般とジュニアでは入選選考もあり、両枠に運び込まれた91作品のうち87作品が入選した。会期中は入選作品や会員作品に会員の版画や遺作を加えた302点が展示される。
 中信美術展は昭和23(1948)年に始まり、晩春から初夏にかけて催されてきた。平成27(2015)年度以降、県美術展が市美術館で同時期に計画され、中信展は冬季に移行したが、このほど県展が県立美術館に移ったことで初夏に戻ることになった。
 矢野口靖・中信美術会委員長は「待ちに待った発表の場。アーティストたちが情熱を傾けた世界をぜひ楽しんで」と話している。

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