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御嶽山 噴火警戒レベル1に引き下げ 火山活動鎮静化で入山規制解除へ

噴火警戒レベルが1に引き下げられた御嶽山(23日正午ころ、王滝村)

 気象庁は23日午後2時、長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)から「1」(活火山であることに留意)へ引き下げた。火山活動が静穏な状態に戻る傾向にあるため、山頂南側(地獄谷)の火口からおおむね1キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性が低くなったと判断した。これを受けて麓の木曽町は7月1日、王滝村は10日にそれぞれ剣ケ峰、王滝頂上までの入山規制を解除する予定だ。

 御嶽山の火山活動は2月23日、火山性地震が増加して火山性微動ととともに山頂南側の隆起を示す地殻変動が観測されるなど活発化していたが、3月中旬以降は低調となっていった。火山性微動は3月19日以降観測されていない。今月4日の現地調査でも噴煙や火山ガスの状況に特段の変化は認められなかった。
 噴火警戒レベルが1となるのは4カ月ぶり。気象庁は「完全な静穏状態に戻っている状態」とし、今後も急に火山性地震が増える可能性があるとした。火山性地震が1日に50回以上観測されるなどした場合、噴火警戒レベルを2に引き上げる判断基準となるが、「今後、増加に転じた場合は基準に満たなくても再度レベルを引き上げることがある」としている。
 木曽町の原久仁男町長は「正直ほっとしている。噴火警戒レベル引き上げに伴う影響は少なからずあり心配しているが、昨年同様大勢に来てもらいたい」と話した。王滝村の越原道廣村長は「警戒レベルが引き上げられてから噴火などの災害が発生することなく、火山活動が静穏になったことがうれしい」とした。

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