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砂防施設 災害備え点検 国、県、町村 合同で初 南木曽町の梨子沢堰堤

梨子沢第3砂防堰堤前で点検時のポイントなどを説明する多治見砂防国道事務所の職員

 国土交通省多治見砂防国道事務所(岐阜県多治見市)は21日、南木曽町読書の「梨子沢第3砂防堰堤」で、地元自治体との合同施設点検を行った。6月の土砂災害防止月間に合わせた取り組みで、参加した約20人が非常時に備えて情報共有を図った。

 同事務所管内の県木曽建設事務所、上松町、南木曽町、大桑村の関係職員が参加した。現地で施設を見ながら、摩耗やひび割れ、漏水の有無とその程度など、点検時のチェックポイントを同事務所の職員が説明した。
 平成26(2014)年の梨子沢土石流災害についても触れ、第2砂防堰堤で約9㍍、220㌧の巨石を含む多量の石をせき止め、堰堤が被害防止に役割を果たすことを伝えた。ドローンやレーザー距離計など点検時に使う道具の使い方も県・町村職員が実際に用いて確認した。
 合同点検は自治体との連携強化を目的とし、南木曽町での実施は初めて。松本洋和工務第1課長は「担当職員同士で顔を合わせ、視点を共有することで非常時の速やかな対策や支援につなげていければ」と話していた。

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