政治・経済

筑北「そば処さかい」メニュー刷新

 筑北村坂井のそば店「そば処さかい」が本年度、新たな歩みを始めた。飲食業の経験が豊富な元村地域おこし協力隊の関森康男さん(38)が新たに運営を担い、メニューをフルリニューアル。地場産品や村産のジビエを生かしたそばや丼物を提供している。関森さんは「地元のものを地元で味わうことは価値あること。そば処が村を訪れたり、村を知ってもらったりするきっかけになれば」と願っている。

 地粉を使った手打ちの「二八そば」を出す。そばに合うよう、つゆをリニューアルした。新たに丼物を充実させ、そばとミニ丼のセットを用意する。テイクアウトや月替わりメニューも展開していく。
 ジビエメニューは、鳥獣被害対策で村内で捕獲されたシカを使う。柔らかく煮たシカ肉と、とろろを合わせた「鹿肉とろろ丼」、シカ肉入りの温かいつけ汁でそばを味わう「鹿ねぎ南蛮 つけそば」などを出している。シカ肉は、煮こぼしてあくや臭みを取った後、圧力鍋で煮込み、しょうゆや酒、ニンニクのたれなどを合わせ、食べやすく仕上げる。
 村で捕獲されたシカはこれまで、埋設処分されることが多かったが、村の資源を有効活用したいと関森さんが協力隊の頃から活用を研究してきた。関森さんは「ジビエに対して硬い、臭いというイメージを持っている人もいると思うけれど、調理法を工夫しているのでぜひ味わってほしい」と呼び掛ける。
 村有施設を使ったそば処は昨年度まで、村の指定管理者になっている筑北村坂井そば生産販売組合が運営していた。4月から、組合の委託で切り盛りするようになった関森さんは「そば、野菜、ジビエといった筑北の味をおなかいっぱい味わってほしい」と話している。
 営業は午前11時~午後2時。火曜定休。問い合わせはそば処さかい(電話0263・67・2888)へ。

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