教育・子育て

高校再編案 志学館と田川を統合 南農、穂商、池工は総合技術校に

 県教育委員会は24日、県庁で定例会を開き、県立高校の「再編・整備計画(3次)案」を決定した。松本地域では、塩尻志学館高校(総合学科)と田川高校(普通科)を再編統合して「塩尻総合学科新校(仮称)」を設置する案と、南安曇農業高校(農業科)、穂高商業高校(商業科)、池田工業高校(工業科)の3校を再編統合して「安曇野総合技術新校(仮称)」を設置する案が決まった。
 高校改革案では、両新校の学校像も示された。県教委高校教育課によると、松本地域では旧第11通学区高等学校教育懇話会(座長・荒井英治郎信州大学准教授)が昨年12月に提出した「意見・要望書」を踏まえて案をまとめた。
 塩尻総合学科新校に関しては「安曇野や塩尻の都市部の普通校では、今後さらなる小規模化に伴って十分な教員配置ができないなどの不具合や、特別活動の活力の低下などが危惧される」といった意見があり、規模の大きな総合学科校の設置を検討する中で2校統合案をまとめたという。
 安曇野総合技術新校に関しては「地元の理解が十分進んでおらず時期尚早」「何とか単独存続を」といった意見も出されたというが、学校教育課は「少子化が続く中、伝統ある3校が培ってきた学びを維持・継続するためには新校が必要だと丁寧に説明していきたい」としている。
 3次案は県民への説明・周知、県議会での議論を経て確定させる。
 県教委の再編案について、塩尻市の小口利幸市長は「志学館と田川の話はほとんど議論していないため、唐突な感じがした」と受け止めた。ただ少子化で統合は全体的な傾向だとし「子供を中心に考え、必要なことならばダイナミックにやってほしい」と話した。安曇野市の太田寛市長は「県教委による地元と関係者への説明や協議を注視していきたい」と話している。

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