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路線バスのバリアフリー化調査 松本で車椅子利用者が検証

スロープでバスを降りる車椅子利用者。バス停による傾斜の違いを確認した

 松本市の福祉団体・つなぐ会(奥家正史代表)は21日、路線バスのバリアフリー化を検証する現地調査を行った。アルピコ交通(井川城2)が車椅子利用者を乗せた貸し切りのバスを中心市街地で走らせ、さまざまなバス停で乗り降りして安全性などを確かめた。

 会員のほか同社の社員、市職員、大学生らも乗車し、松本駅前や並柳団地、浅間温泉など計6カ所のバス停を回った。乗降口の床から歩道にスロープ板を渡した時、高低差がある場所では傾斜がきつく車椅子での移動がしにくいことが分かった。雨天時はスロープがぬれて車輪が滑りやすくなる注意点も確認した。電動車椅子利用者で会員の横山浩一さん(59)は「傾斜がきつくて乗りにくいバス停もある。皆さんに認識してもらい、いい検証になった」と話した。
 アルピコ交通によると、バス車内のバリアフリー化は全車両の7~8割まで進んでいる。意見交換では「まち全体のバリアフリー化が遅れている」「介助する運転手が臨機応変に対応することが大事だ」といった声が聞かれた。
 同会が調査を行うのは2回目。市内の路線バスは来年4月から、市が関与を強めた公民連携の運行制度に移行され、路線網も再編される。 

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