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御嶽山の静穏祈る 王滝 天然の岩窟「仏の穴」 秘仏御開帳 コロナ終息も 名古屋の信者や住民がお参り

御嶽山の火山活動の静まりなどを祈った祈とう

 王滝村上条区の里山にある「仏の穴」と呼ばれる天然の岩窟で21日、その中に鎮座している秘仏「薬師如来像」「十一面観音像」の御開帳が執り行われた。御嶽信仰の一つで名古屋市を拠点とする講社「髙針心願講」の信者や地域住民がお参りをして、家内安全や身体健全などを願った。

 岩窟内に設けた祭壇に秘仏を安置してまつった。初回の祈とうには信者ら約30人が参列した。噴火警戒レベル2(火口周辺規制)となっている御嶽山の火山活動の沈静化や、新型コロナウイルス感染症の終息などを願ってお経と真言を上げ、手を合わせた。願い事を記した護摩木のお焚き上げもした。
 昨年、髙針心願講が結成100周年を迎えたことを記念した御開帳で、昭和50(1975)年、平成29(2017)年に続いて3回目。先達の大鐘和久さん(52)=名古屋市=は「地域が潤ってほしいこともあり、まずはお山が静まることを願っている。信者は減っているが、一般の方が1人でも多くお山を訪れてほしい」と話した。
 22日も午前9~11時、要望があり次第、祈とうをする。