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三郷・室山のヒノキの森 次代へ 地元住民ら苗植える

80年前に地元の子供たちがヒノキを植えた西側斜面。新たにヒノキを植えた

 安曇野市が官民連携で取り組んでいる市里山再生計画の活動プロジェクト(通称・さとぷろ。)は14日、三郷小倉の室山でヒノキの植林活動をした。三郷西部認定こども園の園舎建て替えで使う80年生のヒノキを伐採した場所(市有林)に苗を植え、先人たちから受け継いだヒノキの森を未来につないだ。

 第1部で小倉地区の住民やさとぷろ。の関係者ら約30人が苗22本を、第2部で同こども園の昨年度卒園児と家族の約40人が苗23本をそれぞれ植えた。
 参加者たちは室山の歴史や森について学んだ後、くわで穴を掘って苗を植え、識別用のテープに名前を書いて苗に巻き付けた。三郷小学校1年生の山本龍君は「初めてくわで掘って楽しかった」と笑顔で話していた。今年2月の伐採見学会にも訪れた同1年生の糸賀鈴夏さんは「大きくなりますようにって願って植えた」と成長を楽しみにしていた。
 園舎建て替えで使うヒノキは、昭和16(1941)年に旧小倉小学校の児童が記念に植林した。第1部には当時植えた住民が参加したほか、17日に植林を予定する同こども園の園児の中にその住民のひ孫もいるという。室山のヒノキの森が世代をつないでいる。