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高家児童館「おもちゃの修理屋さん」好評 浅川藤重さんが無償で直す

無線操縦のおもちゃの車を分解する浅川さん。ギアの欠けを見つけて修理した

 安曇野市社会福祉協議会が運営する高家児童館(豊科高家)に、子供たちのおもちゃを直す「おもちゃの修理屋さん」がいる。児童館事業を支える地域住民・ふれあいサポーターの一員の浅川藤重さん(75)=豊科=で、子供たちや同館の壊れたおもちゃを無償で修理。廃番になったおもちゃを直したこともあり、利用者に喜ばれている。

 「おもちゃの修理屋さん」は令和2年4月、高家児童館職員で市社協子育て支援係の堀金里美係長が、飯田市で同様の活動があることを知って始めた。当初は堀金係長の長女の夫が自宅で修理を請け負っていたが、昨年度のふれあいサポーター会議で堀金係長が呼び掛けたところ、サポーターの1人が浅川さんを紹介してくれた。
 浅川さんは電気機器製造会社に長年勤めた経験があり、ケーブルの断線修理などは"お手の物"。昨年7月から「修理屋さん」となって音の出ないピアノや人形など約30点のおもちゃを直してきた。毎月2、3件の依頼があり、児童館から連絡が入ると工具を持って児童館に駆け付ける。
 浅川さんの"作業部屋"は図書室で、児童館は将来的に修理の様子を子供たちが見られるようにしたい考えだ。堀金係長は「壊れたらすぐに買い換えるのではなく、直して大事に使ってほしい。地域の人と交流する機会にもなれば」と願い、浅川さんは「けがをしない範囲で、子供たちに修理を体験してもらってもいい。遊びや学びになるかも」と期待している。