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全麺協のそば打ち 六段位に田中さんと西川さん 県内初

六段位の認定証を持つ田中さん(右)と西川さん

 そば打ち愛好家で、ともに信州・松本そば祭りの名人戦で最高賞を受賞した、松本市市場の田中崇喜さん(68)と、安曇野市堀金烏川の西川朋子さん(63)が、一般社団法人・全麺協の段位認定制度で、県内では初めて「六段位」に認定された。認定を励みに、さらにそば打ち文化の振興、後進の育成に尽力しようと意気込んでいる。

 全麺協の段位認定制度は、そば打ちを職業としていない人を対象に実施されている。八段位まで規定があるものの、従来の認定者の最高位は五段位だった。2年前に六段位の認定選考会が初めて開催され、4月末に2回目の選考会が東京都内で開催され、田中さんと西川さんを含む全国の13人が認定を受けた。
 田中さんはそば打ち歴が23年で、信州そばアカデミーなどで学んだ後、平成31年に信州そば道場(松本市島立)を立ち上げた。仲間と研さんし合いながら伝統の継承と深掘りに励んできた。道場の正会員は当初の25人から現在は49人まで増えた。さらに後進の育成に励みたいといい、「アマチュアだからこそ、そばを打つ楽しさ、喜びをこれからも大切にしていきたい」と話す。
 西川さんは地元の体験施設の指導者養成講座に参加したのをきっかけにそば打ちを始めた。より高い段位に挑戦する中で、全国の仲間から刺激を受け、自身のそば打ちを深めてきた。年間100回を超える講習会で講師を務め、子供からお年寄りまで幅広く魅力を伝えている。「禅の看脚下の教えを大切に、姿勢を正して、そば道を歩みたい」と話す。