地域の話題

神秘的な白いカモシカ 塩尻市北小野で目撃情報

塩嶺王城パークライン付近にいる真っ白なカモシカ(日本ハイコム社員の所隆志さん撮影)

 塩尻市北小野勝弦周辺に、全身真っ白なニホンカモシカが出没している。一瞬、ヤギと見間違えるほど際立つ白さだ。数年前から白い個体は付近にいたようだが、今春に目撃頻度が増え、「幸せを呼ぶ」「神様」などと期待感を込めて地域で話題になっている。

 地域住民の話だと、少なくとも白い個体が2頭はいるようだ。雌雄は不明だが、茶褐色の個体と一緒にいるのは比較的若いとみられる。大町市立大町山岳博物館によると、体の毛の色に個体差はあるが「ここまで白いのは初めて見た」という。通常は単独で暮らすため親子の可能性があるという。
 塩嶺カントリークラブでは、白と茶褐色のペアがゴルフコースを歩く姿も見られ、常連客にも知られる。山田祥雄社長(42)は「最初は、ヤギかユニコーンかと驚いた。神秘的で神聖な感じ」と話す。同社の会員制交流サイト・フェイスブックで情報発信している。
 近くの印刷会社・日本ハイコムは、同社ホームページに社員が撮影した写真を掲載している。ウシ科で動作がゆっくりのカモシカと車が衝突する交通事故も近くで発生したことから、注意喚起も兼ね「温かく静かに見守って」と呼び掛けている。平谷茂政会長(78)は「身近な動物と共生していくことも大事」と話した。