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松本でロケの映画「流浪の月」 松本シネマに認定

記念撮影に臨む李監督と白鳥さん(左)

 松本市を主要ロケ地とし、13日に全国一斉公開される映画「流浪の月」が、松本の観光振興に寄与する「松本シネマ」として市に認定された。11日に松本シネマライツ(高宮)で認定式と試写会が開かれ、李相日監督と出演者の白鳥玉季さん(12)が舞台あいさつで作品や松本への思いを語った。

 「流浪の月」は、令和2年に本屋大賞を受賞した、凪良ゆうさんの同名小説が原作。誘拐事件の被害者として名を知られるようになった少女と加害者と見なされた青年の15年越しの再会を描き、2人の間にある恋愛とは異なる名付けがたい関係性に光を当てている。広瀬すずさんと松坂桃李さんがダブル主演を務め、共演者として横浜流星さんや多部未華子さんらが名を連ねる。白鳥さんは主人公・更紗の幼少期を演じた。
 市内では市街地の女鳥羽川沿いなどで撮影が行われた。李監督はロケ以来半年ぶりの松本を「田舎に帰ってきた気持ち。あらためてきれいな街だと思った」と話し「松本の風景や空気一つ一つが映画に大きな力をくれた」と述べた。白鳥さんは「2度3度と見ると良さが伝わる映画」と呼び掛けた。臥雲義尚市長は、李監督に松本シネマ認定書を手渡し「俳優陣の演技に目が離せなかった。松本の魅力を知らしめる、誇りの持てる作品」とたたえた。
 松本シネマの認定制度は平成23(2011)年2月に創設され「流浪の月」で認定作は全6作となった。