政治・経済

朝日・西洗馬に新たな住宅団地 転出超過の要因、供給不足解消へ

朝日村が示した新たな住宅団地の候補地

 朝日村は11日に開かれた村議会全員協議会で、人口確保対策として西洗馬に新たな住宅団地を整備する方針を示した。村の人口は令和2年から大幅な転出超過が続いていて、住宅の供給不足が大きな要因になっており、小林弘幸村長は「空き家の活用も含めて切れ目のない対策を行いたい」としている。

 新住宅団地の候補地は県道中組バイパス沿いの田で、面積は約9000平方メートル。現在は農業振興地域となっているが、調査した村土地開発公社は「ほとんどが不作地で生産性が低く、公共投資もされていないことから転用可能」とした。村外へのアクセスが容易で、店舗付き住宅3区画を含む25区画の造成が可能な場所として選定した。土地開発公社が25日の理事会で事業を決め、地権者との交渉に着手する。
 村は他に、旧おひさま保育園跡地(約4000平方メートル)に優良賃貸住宅を建設する方針も示した。空き家活用についても所有者にアンケートを行い、「登録を希望・検討」するとした回答が27件あったことを報告し、今後登録を促進したいとした。
 村は第6次総合計画で、令和2年から6年までの転出超過を累計40人に抑えることを目標にしているが、2年が49人、3年が46人の転出超過となっている。平成28年と令和元年は転入超過で、平成29、30年も一桁の転出超過で抑えられていたが、急激に悪化した。企画財政課は「向陽台住宅団地の第3期分譲が遺跡調査で遅れたことも要因とみられる」としている。