教育・子育て

仲間との絆 宿泊学習で深める 安曇野・豊科北中1年生が体験

ゲーム内でつくったグループで和気あいあいと話す生徒たち

 安曇野市の豊科北中学校1年生(117人)は10~11日、学年や学級内の人間関係を深めることを目的とした宿泊学習を北安曇郡白馬村などで行った。初日は大町市の鹿島槍スポーツビレッジで、松本大学教育学部学校教育学科・学部長の岸田幸弘教授に教わりながら「対人関係ゲーム」を体験。6種類のゲームを通して仲間と打ち解け、和気あいあいと楽しんだ。

 ゲームはじゃんけんから始まった。自由に動き回って出会った人とひたすらじゃんけんしたり、3人組でじゃんけんをしてあいこになったらハイタッチするルールにしたりして遊んだ。岸田教授が吹いた笛の音の数と同じ人数のグループを作るゲームでは、生徒たちは「ここあと一人」などと声を上げ、人数を示した指を掲げてアピールするなど、工夫して取り組んでいた。
 クラスの枠を超えてゲームに取り組み、齋藤七珈さんは「違うクラスの人とも仲良くなれて、友達が増えた」と喜んだ。比嘉柚稀さんは「友達の嫌いなことや得意なことなど、意外と知らないことが多かった」と驚いていた。
 豊科北中は新型コロナウイルス禍を受け、昨年度に学校行事を見直した。コロナ禍によって行事などが制限され、子供たちが社会性やコミュニケーション能力を学ぶ機会が少なくなっていることから、初めて人間関係形成を目的とした宿泊学習を実施。内川雅信校長は「コロナ禍になってから生徒間でのちょっとしたトラブルが増えた印象。言葉の行き違いや互いの配慮不足が原因のことが多い」と指摘し、「1年生のこの時期に仲間づくりができれば、これからの中学校生活が楽しくなると思う」と期待していた。