政治・経済

キッセイ3月期通期連結決算 純利益2.4倍

 キッセイ薬品工業(松本市芳野)は10日、令和4年3月期の通期連結決算を発表した。昨年4月の薬価改定の影響で売上高は前期比5・3%減の653億8100万円だった。研究開発費が増加して営業損失を計上したが、投資有価証券の売却を進めたことで純利益は前年の2・4倍となる129億2100万円となった。

 主力医薬品の販売状況は、過活動膀胱治療薬「ベオーバ」が前期比15・9%増の81億4100万円、デスモプレシン製剤「ミニリンメルト」などが同14・5%増の39億6500万円だった。有価証券の売却は研究開発投資といった支出に対応するために手元資金を厚くする目的で実施した。
 令和5年3月期の通期連結業績予想は、今年4月の薬価改定の影響を織り込みつつ新薬の市場導入を図ることで売上高は前期比4・0%増の680億円を見込む。引き続き投資有価証券の売却を進めるものの、純利益は同22・6%減の100億円としている。