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御柱建立で地域の平穏願う 筑北の安坂神社

重機や氏子役員によって境内に建立される一の柱

 筑北村坂井の安坂神社で5日、7年目ごとの御柱祭が行われた。参加人数を通常の半分以下に絞り、人力で行ってきた里曳きを車両で行うなど、新型コロナウイルス感染防止策を講じての開催となったが、氏子役員らが力を合わせて境内に御柱を建て、地域の平穏と発展に願いを込めた。

 参加は氏子役員ら20人程度に絞り、長さ10㍍を超えるスギの一の柱、二の柱を県道丸子信州新線沿いの安置所から神社までトラクターでけん引した。青空と新緑の景色の中を御柱が進み、地域住民は沿道で見守った。前回まで人の手で行っていた建て御柱は重機を使って進め、「よいしょ、よいしょ」の木やりの掛け声に合わせ、拝殿の両脇に建立した。三、四の柱は3日に役員らで建てた。
 祭り時期に帰省しているという小島香菜子さん(26)=長野市=は、家族で里曳きを見守り「コロナ禍で今年は見られないかもと思っていたので、みんなで見られてよかった」と喜んだ。最年長で木やりを担当した小山康良さん(87)は「地域の安寧のため、気合を入れて臨んだ。伝統の祭りをけがや事故なく終えられてよかった。若い世代にもぜひ継承してほしい」と願っていた。