連載・特集

2022.5.15 みすず野

 松本市なんなんひろばのサークル「沖縄三線ゆいまーる」で、15人の会員を指導する原雅敏さん=同市村井町南4=は、18年ほど前に訪れた沖縄の居酒屋で、三線を弾きながら歌っていた名前も知らない「おじい」から、突然「教えてやる」といわれ、「安里屋ユンタ」の前奏部分を習った。「多分10回目ほどの沖縄だった」という◆その時3万円で三線を買い、独学では上達しないと、還暦を前に毎週土曜日往復10時間かけて名古屋まで練習に通う。1年ほどしてサークルをつくり、琉球民謡協会東海支部から講師が来てくれるようになる。月2回、日曜日に活動。介護施設や敬老会などでボランティア演奏をしてきた◆沖縄に強い関心があり、伝統楽器の三線を広めたいと取り組む。今月、同協会の教師免許を得た。近く沖縄で開かれる三線のコンクールに、サークルから4人が出場して課題曲を歌う◆青い海に引かれ「永住したい」と話したタクシーの運転手に「台風の時に来てみなよ」とたしなめられたと笑う。「三線は600年以上の歴史を持つ。そのころの歌が今も歌われているんです」という沖縄は、きょう本土復帰から50年。