教育・子育て

動物福祉 専門家が助言 南農生が課題検討会

AWについて、オンラインで専門家の解説を聞く生徒たち

 南安曇農業高校の生物工学科・動物バイオテクノロジーコースの3年生が取り組む「アニマルウェルフェア(動物福祉、AW)」の研究について、専門家を交えた研究課題検討会が25日、オンラインで開かれた。生徒20人がAWの国内外の情勢などについて話を聞き、今後の研究の進め方に対する助言を受けた。

 南安曇農業高と信州大学農学部(上伊那郡南箕輪村)、八ケ岳中央農業実践大学校(諏訪郡原村)、県松本家畜保健衛生所(松本市島内)をビデオ会議システム・Zoomでつないだ。農学部の竹田謙一准教授と大学校畜産部長の佐藤衆介・東北大学名誉教授が助言者として参加した。
 新型コロナウイルスの影響で昨年度の卒論発表会が中止となったことから、現3年生がAWに関わる先輩の研究成果を発表し、それを踏まえた助言を受けた。「対象の動物の普段の行動を観察し、実験前に個体差を明確にしたほうがよい」「一つの条件につき最低でも3匹ずつそろえれば結果が分かりやすい」などとアドバイスされ、生徒たちは熱心にメモを取っていた。
 採卵鶏に色つきの光を当てる影響について研究する遠藤馳宗君は「50ルクス以上の照度が必要なことが分かった。鶏がけがをしないよう『つつき行動』に気を付けて実験したい」と話していた。
 課題検討会は昨年に続き2回目で、県松本家畜保健衛生所などが主催した。