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待望の日展 きょう安曇野の豊科近代美術館で開幕

迫力のある秀作が並ぶ「日展安曇野展」

 創設110年以上の歴史を誇る国内最大規模の公募美術展・第8回日展「安曇野展」(安曇野文化財団、日展主催)が、開館30周年を迎えた安曇野市豊科近代美術館で23日開幕する。新型コロナウイルス感染拡大で一度は中止になったものの、関係者らの熱意で2年越しに実現した。厳しい審査をくぐり抜けた秀作311点が一堂に会する大規模な展覧会となる。

 本展(東京都・国立新美術館で昨秋開催)で展示した日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門計3037点のうち、全国を巡回する基本作品245点と、長野県内の作家の入選作66点が並ぶ。
 22日は開幕に先立ち、同館でオープニング式典が開かれた。文化財団の長崎大幸理事長は一昨年の中止に触れ「一時は落ち込んだが、皆さんの力強い声に押され実現できた」とあいさつし、支援に感謝した。続く内覧会では、各部門の会場で陳列指導役員が作品解説を行った。
 日展の巡回展は京都や大阪などの大都市を巡ることが多く、10万人規模の地方都市では珍しい。文化勲章を受けた漆芸家・髙橋節郎さんら一流の芸術家を輩出した地域性も評価された。日展の奥田小由女理事長は「美しい安曇野で開催できることがとてもうれしい。子供たちにもぜひ、"本物"に触れてほしい」と話している。
 5月15日まで(会期中無休)。開場は午前9時~午後5時。観覧料は一般1000円、大学生600円、高校生以下は無料。問い合わせは豊科近代美術館(電話0263・73・5638)へ。

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